Child's days memory

更新頻度はムラがあると思ってください。。。

第1回「ドンキーズシェリー」

みなさんは「ロバ」にたいしてどのようなイメージをお持ちですか?

なんだこの頓珍漢な質問は?と思ったそこのあなたは残念。またの挑戦をお待ちしております(謎

しかし
ロバと聞いて思わずその身を震わせたそこのあなた!これはこれはご機嫌なアミーゴですねぇ

というわけで記念すべき第1回何から語り始めようかと思いましたが基本的にそのとき最初に思い付いた事柄から攻めてみようと思います

さあ改めて本題に参りましょう

地元の近しい方であれば旅行か何かできっと一度くらいは行ったことがあるのではないかと思いますが

三重県伊勢市、いわゆる伊勢志摩エリアに燦然と輝く一大テーマスポットといえばもうお分かりですね
そう、志摩スペイン村通称パルケ・エスパーニャでございます

私も家族旅行で少なくとも2回は行った記憶があります(もっと行っているかもしれませんが覚えている限りで。。。)
現在ではさほど珍しくないかもしれませんが
あるひとつのテーマに沿って作られた遊園地のひとつで
ここの場合はもちろん「スペイン」ですね

ただ最後に訪れたのがおそらく小学校低中学年だと思うので正直申し上げますと鮮明な記憶はあまり残っていなんですね
ですので入り口のなんとなくの感じや
大きな広場があってオオカミのような敵キャラのマスコットキャラ(調べたらアレハンドロという名前でした、懐かしい!)に頭を噛まれながら写真をとったなぁとか
母に園内のUFOキャッチャーでぬいぐるみいっぱいとってもらったよな
という断片的な思い出がほとんどです
園内の広さやどこになにがあったという記憶はほぼゼロですね

そんな記憶あやふやな遊園地の話をなぜ第1回の話題にしたかといいますと
ただ一ヶ所だけ
鮮っっっ明に記憶しているアトラクションが存在するからなんです!

そうです、パルケ・エスパーニャへ来た無邪気な僕ちゃんたちにトラウマを植え付けて止まない狂喜のアトラクション「ドンキーズシェリー」!!!

まあアトラクションの名前自体は当時幼稚園児でしたので知りませんでしたが
知らない方の為に簡単に説明しますと
二足歩行のロバたちが歌い踊る世界を樽型のトロッコに乗って見てまわります

と、これだけと何が怖いのかよくわからないと思いますが
まずこのロバたち
もちろん人形なのですが
いわゆるキャラクター的なロバではなく
かなりリアルロバです
これだけで子供心に恐怖でしたね
前半はロバたちが陽気に歌ったりダンスを踊ったりしているだけなのですが既に私はガン泣きしておりました

さらに途中から雲行きが怪しくなってきます
突然暗くなったかと思うと魔法使い?魔女?のロバが出て来ます
そしてなんかオバケのロバみたいなのが空を飛んでいます
もはや意味がわかりません
そこからは怒涛の展開で怒ったロバたちに追いかけられ(俺たちの世界を勝手に覗くなということなのでしょうか)
高いところにいるロバたちから樽をバンバン落とされます
ここ超怖いですというか基本終始ずっと怖いんですけどね文章書いてても怖い
そして更に極めつけはラストシーン、ゴジラの如き超巨大ロバ出現
怖すぎマジなんか目玉超光ってるんですけど後ろではまだ樽がバンバン落ちる音してるしおいマジいい加減にしてください誰か助けてください

最後はなんとか命からがら脱出しましたとさめでたしめでたし。。。じゃないんだよふざけんな怖すぎなんだよこれ夢の国の某マンションとか比じゃないからねホント精神おかしくなるわこのアトラクション考えた人どうかしてるよマジで(激怒



はい、平静を欠きまくったこの文章でどこまでみなさまに伝わったかはわかりませんが
当時の私はあまりに怖すぎてしばらくこのアトラクションのことが頭から離れず
夏休みの絵日記にもこのことを描きました


というわけで幼少期の私に多大なトラウマを植え付けたこのアトラクションですが
さすがに最近はその存在すら忘れていました
ですが少し前に妻と旅行の行き先をあれこれしていたときに志摩スペイン村のチラシを見た私の脳裏には
再び大きな鳥肌とともにあの頃の忌まわしき記憶が呼び戻されました

それと同時にもう一度乗ってみたい、あの頃の恐怖をもう一度体験したいと強く思い

恐る恐る「パルケ・エスパーニャ ロバ トラウマ」で検索したところ。。。












な、なくなっとるやんけ!!!しかも結構前にぃ!!!



はい、後悔先に立たずとは正にこのこと
よっぽど不評だったのかはわかりませんが
現在は改修され「くるみわり人形」などという腑抜けたアトラクションに成り下がってしまっておるようです(本来子ども向けの遊園地ですからある意味正しいのでしょうか)
いやぁあのダークな雰囲気もう一度生で味わいたかったですね。。。


というわけでみなさま
過去の思い出にもう一度触れ合える機会というのは意外とないのかもしれません
何か心にずっと心にひっかかっていることなどありましたら
早めに解決することを是非ともおすすめいたしますよ
思い出のままにするのは
もったいないですからね


ちなみに冒頭のアミーゴというのはスペイン語で友達という意味で、パルケ・エスパーニャの合言葉のようなものです